昨日、政府が介護施設で働く介護者の離職者でゼロを目指す方針が発表されました。それが実現するかは別として、「介護する側」の介護職員にスポットを当て待遇改善に努めることは、今後我が国の介護制度を考える上で不可欠でしょう。
介護の仕事は決してキレイごとだけでは済まされません、人間相手のサービスを提供するわけですから介護者自身の人格も重要視されるべきだと思います。残念ながら施設は慢性的な人手不足ですので、適格性のない方も本人が望めば介護職に就くことは容易ですし、その為に質の良くないサービスに甘んじている施設もあると思います。施設側も最低限度の員数は確保しなければなりませんから、なかなか待遇に差をつけることは難しいでしょう。介護関係の勉強をして資格を取り、意欲があって日々介護の現場で頑張る方たちが十分な報酬を得て、将来にも希望を持てる仕組みの構築は、これからの制度を支える上で必要不可欠だと思います。
後見人の業務はご本人の財産管理だけでなく、身上監護も重要な使命です。施設の選定から介護の種類、方法などをご本人の要望も踏まえ、各機関と相談しながら進めて参ります。